格変化編 
Q1 「私の父(は)」は、meines Vaters じゃないんですか?「私の」と「の」ですから、2格ですよね?
A1 mein は、それだけで所有、つまり「私の」という意味があります。2格だからとか、どうとかには関係ありません。 格は、この場合、「私の父」の「父」の使われ方で決まってきます。「私の父は」と主語になったりするときは1格、従って、mein Vater となります。 2格を使うのは、例えば、「私の父の車(は)」と言うようなとき、das Auto meines Vaters と、meines Vaters という形が使われます。
Q2 auf dem Wege という語句があったのですけど、Weg に e がどうして付いているんですか?
A2 auf dem ・・ですから、3格ですよね。
昔・・と言っても、そんな大昔じゃないんですが 3格の名詞(男性・中性)には、-e がついていたのです。2格に -s が付くようにですね。今から15年くらい前の教科書や、参考書には載ってました。
今でも、zu Hause sein 「家にいる」などの言い方に、割りによく見られるのではないかと思います。
Q3 ein schöner Abend は、「もっとすてきな夜」ということですか?
A3 この場合の schöner は、schön の比較級ではなくて、男性名詞の1格の Abend にかかっているので、格変化していて、それで形容詞に -er という語尾がついたわけです。
「もっとすてきな夜」だったら、ein schönerer Abend と、さらに語尾がつくでしょう
Q4 人称代名詞の2格って、ないんですか?教科書に載っていないんですけど・・。
A4 え?と あるのかないのか、ということでしたら、存在します。(第13週に載せてあります)しかし、ほとんど使われないで、3格で代用したりということも多いようです。
このページにいただいたお便りの中に、「Genitiv(2格のこと)保存の会」というのがドイツにあるとかないとか…
Q5 教科書の文章に des というのがあり、注に定冠詞の男性の2格と書いてあったのですけど、des というのは印刷間違いですよね?だって見たことがありません...
A5 いや、印刷間違いではありません。たまたまその教科書では説明を省いたか、一覧表が探しにくかったかで、des という形を見たことがなかったかも知れませんが、des という形はれっきとした冠詞の変化形です!存在している形です。 まあ、教科書によってはその辺が統一取れていなかったりするのがあるわけで…(独り言)
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